読解力を育むために読書は不可欠
読書をすればすぐに読解力が身につくというわけではありませんが、読解力を高めるには、やはり読書は欠かせません。実際、たくさん本を読んでいる子は学力が伸びます。本を読み進める中で「次はどうなるんだろう。」と想像を膨らませることで考える力が身につきます。登場人物の感情や行動に触れることで、人間のさまざまな感情や行動を知ることもできるでしょう。子供が現実の社会で相手の心を感じ取って、豊かな人間力を育てるためにも、まはり本をたくさん読んで頂きたいと思います。読書が苦手な子にいきなり名作を読ませようとするのは難しいでしょう。その場合は、お子さんが興味を持っている分野の本から選んでみてはいかがでしょうか。スポーツが好きな子なら、一流のアスリートを取材して書いたルポのような本をすすめてみます。これらの本はスポーツの技術だけでなく、アスリートの精神的な側面にも触れていて、心の葛藤なども書かれています。本が苦手な子でも、あこがれのアスリートについて書かれた本なら興味深く読めますし、人間の内面が書かれた物語を読むきっかけになるかもしれません。